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チャーシュー麺@本家第一旭新宿店・新宿区新宿御苑前

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写真: チャーシュー麺@本家第一旭新宿店・新宿区新宿御苑前

写真: 味玉入り鶏白湯あさりつけ麺@ビリケン・台東区浅草 写真: 担々麺@yagu-noodle・江東区住吉

本家第一旭新宿店
  新宿区新宿1-13-7 東宝ビル1階

 京都駅近くのたかばしで、こちらも人気店の新福菜館本店と隣り合わせに建ち、朝6時の開店時から夜の閉店時まで絶えず行列ができるという超人気店が東京に進出してきたのはちょうど3年前。創業者の親族縁者が似たような名前で各地にお店を出したため混乱を来しているが、こちらは本家本元の「本家第一旭本店」の直系店で、直系としては東京初進出となる。以来、たかばしの本店との味比べをしなければとずっと思っていて、この日ようやく訪れた。平日のお昼前11時半の到着で店内は満席。その後は幾分空席が生じるぐらいの込み具合になったので、たまたまこの頃が一番混んでいたのだろう。お店の入り口ドアの手前に券売機が置いてあるで、食券を購入してから入店することになる。オーソドックスなラーメンは800円で大盛は900円、また、チャーシュー麺は1000円でその大盛の特製は1050円。なお、食材等の高騰のため、つい先日の11月29日に20〜50円値上げしたそうだが、最近のニュースを見ていると仕方がないと思える。そんな中、第一旭といえばそのスープと並んで薄切りのスライスチャーシューが売りなので、久しぶりにチャーシューメンを食べることにしてそのボタンをポチっとな。
 麺はストレートの中太。食券を渡す際、店員さんが麺の硬さを聞いてきたので「かためで」と答えた。本店では聞かれたことはなく、ここ独自のやり方だ。食べると、全体的にはかなりの歯応えがある硬めの茹で加減で、また、麺の中心部にはまだ十分に熱が伝わっていないのか、わずかにネチッとした感覚を覚えるが、これは長浜ラーメンのような低加水麺をバリカタで頼んだ時に時々出会う食感だ。少し噛み切りにくいが、数回噛んでいるとブツブツと噛み切れていく。これも長浜ラーメンに似ている。ちなみに、厨房にあった麺箱を見ると京都市の近藤製麺工場と書いてあり、本店と同じ麺を使っているようだ。スープは豚を煮出した清湯を醤油でくっきりと味付けしたもの。トンコツスープのような獣臭は一切ないものの、これは間違いなく豚から取ったスープだというのが分かる味わい。鶏スープの場合の丸鶏のように、豚骨だけではなく正肉も出汁取りに使っているのかもしれない。また、醤油はさすがに酸味は感じないもののそれほど火を通していないようで、風味がしっかりと感じられ、また、許容範囲ではあるものの少ししょっぱい。この醤油の風味が立つ点が、本店と違い意識して関東風に仕上げてあるのかも。チャーシューは脂身の付き方がバラバラなので、肩ロース、モモ、ロース等複数の部位を混ぜて使っているようだ。肉屋でよく見る電動スライサーで切ったもののように均一に薄く、ネギやモヤシに隠れてよく見えないが、それが丼を覆いつくすほど載っている。これで+200円は大いに価値ありだと思う。ラードと思しき香味油も多めに浮いていて、世間で考えるのとは真逆の京都ラーメンらしい結構しっかり味なので、シャキシャキのモヤシと九条ネギの存在が有難い。
 天下一品をはじめ、ますたに、魁力屋、新福菜館、そしてここ本家第一旭と、東京にいても京都のラーメンを手軽に食べられるようになったのは嬉しい限りだ。

・お気に入り度:〇

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